江戸人とユートピア
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江戸人とユートピア
(岩波現代文庫, 学術 ; 121)
岩波書店, 2004.5
- タイトル読み
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エドジン ト ユートピア
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注記
1977年1月朝日新聞より刊行されたもの
内容説明・目次
内容説明
近世中期以降、社会の閉塞状況からの脱出を模索する人々は、各人の環境に応じて様々なユートピアのイメージを構築した。著者は庶民の世間咄の世界をはじめ、五世団十郎、荻生徂徠、服部南郭らの構想したユートピアの実相とその背景を十分に魅力的に論じる。学問と文学の接触こそが江戸中期文学史の最大の特徴という持論を実証した好著。
目次
- 世間咄の世界(世界咄盛行の所以;異事奇聞の伝達者 ほか)
- 虚構の文華—五世市川団十郎の世界(虚像と実像の相克;狂歌壇との交渉 ほか)
- “謀叛人”荻生徂徠(経世済民と古文辞学;制度万能論 ほか)
- 壷中の天—服部南郭の詩境(文人の手本;自己の虚構化 ほか)
- 偽証と仮託—古代学者の遊び(偽書の季節;自己表現としての偽書・偽証 ほか)
「BOOKデータベース」 より