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清代貨幣史考

市古尚三著

鳳書房, 2004.3

タイトル読み

シンダイ カヘイシ コウ

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注記

年表「清代における貨幣金融状態の推移」: p276-308

内容説明・目次

内容説明

本書は、明朝を継承した満清王朝時代(後金時代、一六一六‐三六の二〇年間、清朝時代、一六三六‐一九一二の二七六年間)、およそ二九〇年余の幣制推移のなかで、特に江戸幕府中期、新井白石建議の「長崎貿易制限令」の発令による日本銅の中国への輸出制限とイギリスが中国に送りこんだアヘンの代償としての銀の流出が、清朝貨幣制度の上にどのような影響をもたらしたかを焦点に考察を加えたものである。

目次

  • 第1章 清朝の康煕‐乾隆朝における制銭材料としての日本銅の中国への流出と長崎貿易制限令の経緯
  • 第2章 康煕‐乾隆期における日本銅の輸出制限と銀・銭比価の変動
  • 第3章 長崎貿易制限令による中国への日本銅輸出制限の善後対応策、清朝の〓銅の開発
  • 第4章 仁宗嘉慶‐宣宗道光期における「銀貴銭賎」の現象
  • 第5章 銀・銭交換比価のうえでの「銀貴銭賎」現象発生の五原因説
  • 第6章 「銀貴銭賎」の貨幣現象が庶民生活に与えた影響
  • 第7章 清末道光期における銀価高騰の要因、アヘンの中国流入を助長させた江南地方官の腐敗と暗躍
  • 第8章 清朝貨幣史概説

「BOOKデータベース」 より

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