狭山事件 : 石川一雄、四十一年目の真実
著者
書誌事項
狭山事件 : 石川一雄、四十一年目の真実
草思社, 2004.6
- タイトル別名
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狭山事件 : 石川一雄四十一年目の真実
- タイトル読み
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サヤマ ジケン : イシカワ カズオ ヨンジュウイチネンメ ノ シンジツ
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注記
狭山事件年表: p441-447
内容説明・目次
内容説明
狭山事件の真実を白日の下に!一九六三(昭和三十八)年五月一日、埼玉県狭山市で下校途中の女子高校生が誘拐され、その夜、二十万円を要求する脅迫状が自宅に届いた。二日の深夜、四十人態勢で待ち受けていた警察は身代金を受け取りに来た犯人を取り逃がす。四日、被害者の遺体発見。二十三日、石川一雄が別件で逮捕される。このとき彼は二十四歳、被差別部落の出身だった。狭山署では頑強に否認していたが、六月十七日、釈放直後に違法にも再逮捕され、川越署分室に移送、自白に及ぶ。一審、死刑判決。この後一転、二審の第一回公判以降、一貫して無実を主張。ところが、二審では無期懲役。一九七七(昭和五十二)年、最高裁は上告棄却、刑が確定した。一九九四(平成六)年十二月、仮出獄、三十一年七ヵ月ぶりのことだった。石川一雄と同年の鎌田慧は、獄舎の内側にいた石川一雄と、就職し子どもにも恵まれ、ルポライターとして人なみに生きてきた自分とを対比させつつ、深い同情をもって事件の膨大な資料と取り組み、関係者にも長時間取材して、いま、狭山事件の真実を白日の下に曝す。
目次
- 第1章 女子高校生、誘拐される
- 第2章 別件逮捕と別件起訴
- 第3章 子どものころから働いてきた
- 第4章 涙ながらに自白するまで
- 第5章 浦和地裁・死刑判決
- 第6章 私は殺していない!
- 第7章 見送った死刑囚と文字の獲得
- 第8章 不思議な「証拠物件」
- 第9章 東京高裁・寺尾判決
- 第10章 自分で書いた上告趣意書
- 終章 「視えない手錠」をはずすまで
「BOOKデータベース」 より