ムカツクからだ
著者
書誌事項
ムカツクからだ
(新潮文庫, さ-54-1)
新潮社, 2004.6
- タイトル別名
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「ムカツク」構造
ムカツク構造
- タイトル読み
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ムカツク カラダ
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注記
「ムカツク」構造」(世織書房, 平成10年刊)を改題、加筆したもの
内容説明・目次
内容説明
ティーンエイジャーが「ムカツク」という言葉を連発している。小学生から大学生まで1300人にアンケートを実施、日々の生活や行動のなかでのリアルな実感を探り、身体論、コミュニケーション技法を下地として、現代の若者の身体感覚を解き明かす。否定的感覚に呪縛された心と「かったるい」身体にカツを入れて、自分の個性の源となるエネルギーの回路を開こう。
目次
- 1 プロローグ—「ムカツク漬け」の現実
- 2 流行の実態—どういうときにムカつくのか
- 3 表出の形態—重いムカツクと軽いムカツク
- 4 ムカツクの本質—「瞬間的に沸き上がる、やり場のない、吐き気」
- 5 飾りのリアリティ—口癖としての軽い「ムカツク」
- 6 感性の変質—感情を「処理」するムカつけない身体
- 7 若者による批判—ムカツクは「小さい人間」の防御壁
- 8 エネルギー発散の方法—ムカツクからだは「かったるい」
- 9 ムカツクの系譜—『罪と罰』『嘔吐』の大衆化
- 10 脱皮への処方箋—ムカツク蔓延状況に何ができるのか
- 11 エピローグ—「ムカツク」構造
「BOOKデータベース」 より