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だれが「本」を殺すのか

佐野眞一著

(新潮文庫, さ-46-5,さ-46-6)

新潮社, 2004.6

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タイトル別名

だれが本を殺すのか

タイトル読み

ダレ ガ ホン オ コロスノカ

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内容説明・目次

巻冊次

上巻 ISBN 9784101316352

内容説明

本が売れない—。相次ぐ出版社の倒産と書店の閉店。活字離れと少子化。毎日200点もの新刊が並ぶのに、「本」を取り巻く状況は、グーテンベルク以来の未曽有の危機に陥っている。果たして「本」を殺したのは誰なのか。書店、図書館、流通、出版社、あるいは著者…、その「事件」の犯人を割り出す、過酷な追跡が始まった。すべての関係者に隈なくあたった、渾身のルポルタージュ。

目次

捜査編(本の悲鳴が聞こえる!;書店—「本屋」のあの魅力は、どこへ消えたのか;流通—読みたい本ほど、なぜ手に入らない?;版元—売れる出版社、売られる出版社;地方出版—「地方」出版社が示す「いくつかの未来図」;編集者—「あの本」を編んでいたのは、だれか;図書館—図書館が「時代」と斬り結ぶ日)
巻冊次

下巻 ISBN 9784101316369

内容説明

「本殺し」の“犯人”は、驚くべきところにも潜んでいた—。「本」が生まれる現場から、読者の手に渡るまでを漏らさず検証。その末に炙り出された、新たな容疑者。破綻寸前の制度疲労、押し寄せる電子化の波、マイナスを続ける販売額…。日々激変する刹那的状況を、さらに徹底取材。新たに「検死編」として加えた、瞠目のルポ。いったい「本」は、再び息を吹き返すことが出来るのか。

目次

  • 書評—そして「書評」も、消費されていく
  • 電子出版—グーテンベルク以来の「新たな波頭」
  • 「本」の生死をわけるもの
  • 検死編(蔵書の死;読者の死と著者の死;書店の死と雑誌の死;「本」の復活を感じさせる小さな予兆)

「BOOKデータベース」 より

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