絶望論 : 「知」と物欲の不良債権処理
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絶望論 : 「知」と物欲の不良債権処理
晶文社, 2004.5
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絶望論
絶望論 : 知と物欲の不良債権処理
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ゼツボウロン : チ ト ブツヨク ノ フリョウ サイケン ショリ
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Note
本書は平成13年8月から15年6月にかけて晶文社ホームページ(「晶文社ワンダーランド」)上で連載された『我々は「救済」にすら値しない! -- ベンヤミンと知の不良債権』を一部削除, かつ残りを大幅に加筆修正したもの
Description and Table of Contents
Description
「歴史の終焉」をむかえ、成熟社会(=終わりなき世界)で永遠に満たされない欲望を抱えて生きる我々。明日も明後日も、退屈な「今日」の繰り返しでしかない世界で、よき生をまっとうするため我々に残された最後の倫理こそ“絶望”である。フロイト=ラカンの精神分析理論、フーコーら現代思想の知見を使い、爛熟する資本主義世界の欲望構造を分析する長編文化政治評論。思想の力は“物欲”とどう向き合えるのか?“知”の世界における「堕落論」ともいうべき問題提起の書。
Table of Contents
- 第1章 我らの閉ざされた未来
- 第2章 資本主義に毒されていない「子ども」ではない我々に託すべき「絶望」
- 第3章 資本主義の性的分析
- 第4章 欲望と欲動の経済学
- 第5章 東電OLの堕落論
- 第6章 汝は汝の欲望に従って行動したか?
- 第7章 「人生の負け組」の二律背反
- 第8章 万人の不満足なしに個人の不満足はありえない
- 第9章 ポストモダンのうつ病患者
- 第10章 何かの終わりではなく何かの始まりとして
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