ミケランジェリ : ある天才との綱渡り
著者
書誌事項
ミケランジェリ : ある天才との綱渡り
(叢書・20世紀の芸術と文学)
アルファベータ, 2004.6
- タイトル別名
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Arturo Benedetti Michelangeli : Gratwanderungen mit einem Genie
- タイトル読み
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ミケランジェリ : アル テンサイ トノ ツナワタリ
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注記
付属資料 CD-ROM(1枚 ; 12cm 裏表紙裏ポケットに収納) : Arturo Benedetti Michelangeli, Klavier
録音ディスクの内容: Wolfgang Amadeus Mozart, Frederic Chopin, Claude Debussy
年譜: p218-220
Discographie: p221-232
Bibliographie: p233-234
内容説明・目次
内容説明
一九二〇年にブレシア近郊の小さな町に生まれ、一九九五年にルガーノで亡くなった「ABM」は、誰もがその名とその音楽を知っている、二〇世紀最高のピアニストだ。その信じられないような精神的規律、唯一無二の完璧な技術、形式に対する禁欲的な意識、そして表現における圧倒的なスケールで、彼の芸術に感銘を受けた者は多い。もっとも、彼の演奏を実際に聴く機会があったらの話だ。そうABMは、公演をキャンセルすることで有名だった。キャンセル魔だったことは、生前から伝説となっていた。だが、このピアノの天才の人となりについては、それ以外は誰も知らない。彼自身が「自分には私生活はない。練習しているか、研究しているか、教えているかだ」と語っているように、私生活がほとんど知られていない芸術家の一人でもある。著者のコード・ガーベンは十七年間にわたり、この謎めいた天才とともに仕事をした。レコード・プロデューサーとして、あるいは協奏曲の指揮者として、時には、猛烈なスピードで走る自動車の同乗者として。公私にわたり身近にあった者のみが知る天才の素顔と、綱渡りのような交友を綴る一方で、その芸術の真実を探求する、ミケランジェリについての初の本格評伝。
目次
- 早くから才能を発揮
- 「新たなリスト」
- カーレースの技
- 教師
- 「あのドイツの」
- その人物像に迫る
- ショパン
- 一九七五年、ベルリン
- 新たな計画
- 一九七九年、ウィーン〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より