恋路 (こひぢ) ゆかしき大将 (たいしやう) 山路 (やまぢ) の露 (つゆ)

Bibliographic Information

恋路 (こひぢ) ゆかしき大将 (たいしやう) . 山路 (やまぢ) の露 (つゆ)

宮田光校訂・訳注 . 稲賀敬二校訂・訳注

(中世王朝物語全集, 8)

笠間書院, 2004.6

Other Title

恋路ゆかしき大将

山路の露

Title Transcription

コイジ ユカシキ タイショウ . ヤマジ ノ ツユ

Note

恋路ゆかしき大将の底本: 九条家旧蔵の写本および宮内庁書陵部蔵の写本

山路の露の底本: 第一類本の承応3年版(稲賀架蔵)

恋路ゆかしき大将 年立・系図・梗概・解題: p[223]-258

山路の露 梗概・系図・解題・付載論文: p[323]-354

栞あり

参考文献あり

Contents of Works
  • 恋路ゆかしき大将
  • 山路の露
Description and Table of Contents

Description

『恋路ゆかしき大将』恋路と端山・花染の三人の貴公子の、生涯の伴侶を求める物語。恋路は幼い女二宮との恋を雛遊びの末に実らせ、端山は、女一宮への禁じられた恋をやっと許される。花染も伴侶を得て、三人ともめでたしめでたしの筈だったが—絶世の美女・梅津女君の魅力の虜になった端山は、女一宮の母后の逆鱗にふれ、女一宮との仲を裂かれて、失意の余り、山に篭る。梅津女君をめぐり、帝・恋路・花染の入り乱れた人間模様の中で、実は、梅津女君は恋路だけを慕っているのだった。『山路の露』『源氏物語』夢浮橋巻の続編。作者未詳。浮舟を諦めきれない薫はたびたび小野に手紙を送り、浮舟の弟小君を遣わすが、浮舟は頑固に拒絶する。薫は自ら小野を訪れ、浮舟に恋情を訴えるが、歌を詠みかわしただけで帰京する。母との再会に感慨を深くする浮舟だが、帰京を促す母の言葉にも耳を貸そうとはしない。中世の源氏愛好者が生み出した浮舟と薫の「その後」の物語。

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