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落語の種あかし

中込重明著

岩波書店, 2004.6

タイトル読み

ラクゴ ノ タネアカシ

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内容説明・目次

内容説明

「芝浜」「文七元結」「帯久」「大山詣り」「黄金餅」「風呂敷」「塩原多助一代記」…古典落語の多くは、噺本、黄表紙、読本、講談、歌舞伎など、先行する文芸に材を得ている。史実に基づくと思われていた噺が、実はまったくの虚構だった…、虚構である噺から伝承が生まれていた…、など、その成立を巡っては、虚実が複雑に絡み合う。豊富な読書量に培われた博覧強記で知られる著者は、類似の説話を比較対照することにより、落語がいかにして創りだされたかを解きあかす。年に二〇〇回は寄席・ホールに足を運ぶという、無類の落語好きでもある、著者の面目躍如の種あかし。

目次

  • 第1章 落語における笑いの生成
  • 第2章 人情噺はいかにして成立したか(「芝浜」—金を拾うはなしを正直説話より見る;「文七元結」—身投げを止めるはなし ほか)
  • 第3章 噺さまざま、起源さまざま(「大山詣り」—狂言からの着想;「黄金餅」—奇想と滑稽の極み ほか)
  • 第4章 円朝の種あかし(『塩原多助一代記』—原話のからくり;『蝦夷錦古郷家土産』と『欧州奇談夢の暁』—翻案物異説)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA67866526
  • ISBN
    • 4000024213
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vi, 316p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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