ヨーロッパとイスラーム : 共生は可能か

書誌事項

ヨーロッパとイスラーム : 共生は可能か

内藤正典著

(岩波新書, 新赤版 905)

岩波書店, 2004.8

タイトル読み

ヨーロッパ ト イスラーム : キョウセイ ワ カノウ カ

内容説明・目次

内容説明

ヨーロッパ先進諸国に定住するムスリム人口は、二世、三世を含め今や一五〇〇万以上といわれている。増加と共に目立つようになってきた受け入れ国社会との摩擦は、何に由来するのだろうか。各国でのフィールドワークを踏まえて、公教育の場でのスカーフ着用をめぐる軋轢などの現状を報告し、異なった文明が共生するための可能性を探る。

目次

  • 序章 ヨーロッパ移民社会と文明の相克
  • 1章 内と外を隔てる壁とはなにか—ドイツ(リトル・イスタンブルの人びと;移民たちにとってのヨーロッパ;隣人としてのムスリムへのまなざし)
  • 2章 多文化主義の光と影—オランダ(世界都市に生きるムスリム;寛容とはなにか;ムスリムはヨーロッパに何を見たか)
  • 3章 隣人から見た「自由・平等・博愛」—フランス(なぜ「郊外」は嫌われるのか;啓蒙と同化のあいだ—踏絵としての世俗主義;「ヨーロッパ」とはいったい何であったか)
  • 4章 ヨーロッパとイスラームの共生—文明の「力」を自覚することはできるか(イスラーム世界の現状認識とジハード;ヨーロッパは何を誤認したのか)

「BOOKデータベース」 より

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