人間の本性を考える : 心は「空白の石版」か
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書誌事項
人間の本性を考える : 心は「空白の石版」か
(NHKブックス, 1010-1012)
日本放送出版協会, 2004.8-2004.9
- 上
- 中
- 下
- タイトル別名
-
The blank slate
人間の本性を考える : 心は空白の石版か
- タイトル読み
-
ニンゲン ノ ホンショウ オ カンガエル : ココロ ワ クウハク ノ セキバン カ
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注記
中, 下の第4刷 (2011.12) の出版者: NHK出版
参考文献: 上巻: 巻末p1-27. 中巻: 巻末p1-23. 下巻: 巻末p1-22
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784140910108
内容説明
人の心は「空白の石版」であり、すべては環境によって書き込まれる。これは、二〇世紀の人文・社会系科学の公式理論であり、反対意見は差別や不平等につながるとして、今なおタブー視される。世界的な認知科学者が、人の心や行動の基礎には生得的なものがあることを最新科学で明かし、人間の本性をめぐる科学が、道徳的・感情的・政治的にいかにゆがめられているかを探究する。米国で大反響のベストセラー、待望の翻訳。
目次
- 1 三つの公式理論—ブランク・スレート、高貴な野蛮人、機械のなかの幽霊(心は「空白の石版」か;ブランク・スレート、アカデミズムを乗っ取る;ゆらぐ公式理論;文化と科学を結びつける;ブランク・スレートの最後の抵抗)
- 2 知の欺瞞—科学から顔をそむける知識人たち(不当な政治的攻撃;すべては詭弁だった—「三位一体」信仰を検討する)
- 巻冊次
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中 ISBN 9784140910115
内容説明
認知科学や進化心理学、脳科学などの最新知見によって、思考や感情に生得的なパターンが存在することが明らかになった。しかし、人間の本性をめぐる科学は、不平等や差別を正当化し、社会変革をつぶすのではないかという敵意や恐怖心が存在する。豊かな人間本性の発見が、平等・進歩・責任・人生の目的を損なうどころかむしろ向上させることを明らかにし、心を「空白の石版」とみなす相対主義的思考が、普遍的な人間性や生得的特性を否定することで、硬直した人間観・社会観につながることを明快に説く。
目次
- 3 四つの恐怖を克服する—不平等・不道徳・無責任・ニヒリズム(もし生まれついての差異があるのならば…;もし努力しても無駄ならば…;もしすべてがあらかじめ決定されているのならば…;もし人生に意味がないのならば…)
- 4 汝自身を知れ—心の設計仕様書(人は世界とふれあう—相対主義の誤謬;直観とその限界;苦しみの根源はどこにあるのか;殊勝ぶった動物—道徳感覚の危うさについて)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784140910122
内容説明
豊かな人間本性の存在を認めることは、現実問題にも新しい視野をひらく。暴力的な感情は進化のなかで用意されてきたもの。その進化の仕組みの解明は、暴力の根絶に貢献する。男女の心の生得的な違いを理解することで、女性差別や性暴力の撤廃が推進される。子どもの知能や性格の生得性を知ることは、育児の負担を軽減する。日常に真の現実性と元気をもたらす新しい人間観の登場!。
目次
- 5 五つのホットな問題—人間の本性から見る(政治—イデオロギー的対立の背景;暴力の機嫌—「高貴な野蛮人」神話を超えて;ジェンダー—なぜ男はレイプするのか;子育て—「生まれか育ちか」論争の終焉 ほか)
- 6 種の声—五つの文学作品から(文学作品から人間本性を理解する;脳という物質の驚異;「結果の平等」が招くディストピア;ポストモダン教義の暗黒面 ほか)
「BOOKデータベース」 より