学問と信仰 : 一法学者の省察
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書誌事項
学問と信仰 : 一法学者の省察
(長崎純心レクチャーズ, 第7回)
創文社, 2004.8
- タイトル別名
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学問と信仰 : 一法学者の省察
- タイトル読み
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ガクモン ト シンコウ : イチ ホウガクシャ ノ ショウサツ
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注記
2003年10月28日-30日に行われた長崎純心大学キリスト教文化研究所主催の連続講演
内容説明・目次
内容説明
日本国憲法をはじめ世界中の憲法で保障される基本的人権、その究極の根拠とは何か。思想が世俗化した今日、われわれは人間の尊厳がどういうことであるのか説明することはできても、なぜそれを絶対的に且つ無条件に尊重すべきかという根拠については合理的に示すことができない。本書は、啓蒙時代以降自らを絶対化しオールマイティーとなった理性が、信仰を失ったことで現在どのように懐疑主義にむしばまれ、弱体化してしまったかを、自然法論の歴史を例証に説得的に描きだす。長年、法哲学および自然法研究に従事してきた著者が、学問と信仰の相違点と共通点を明らかにする必要をとき、両者補い合ってこそ人間は真に豊かな知恵を授けられると語る、ユーモアにあふれた明快な講演。
目次
- 第1日 学問の発展と理性(言葉遣いと専門用語について;理性とは何か、その働き;理性の邪道 ほか)
- 第2日 自然法論の歴史における理性と信仰の役割(西洋文化における自然法論の登場;自然法(論)の第一段階の「神聖化」;自然法(論)の第二段階の「神聖化」(キリスト教化) ほか)
- 第3日 学問と信仰と人間(学問の他に知恵もある;二種類の知識;信仰とは何か ほか)
「BOOKデータベース」 より