江藤淳と少女フェミニズム的戦後
Author(s)
Bibliographic Information
江藤淳と少女フェミニズム的戦後
(ちくま学芸文庫, [オ-14-1])
筑摩書房, 2004.9
- Other Title
-
江藤淳と少女フェミニズム的戦後 : サブカルチャー文学論序章
- Title Transcription
-
エトウ ジュン ト ショウジョ フェミニズムテキ センゴ
Available at / 62 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Note
2001年11月筑摩書房より刊行されたものの文庫版
Description and Table of Contents
Description
江藤淳を、優れた文芸批評家であると同時に、優れた文明批評家であると見ていた著者による江藤淳論。第一章では、戦後日本の「なんとなさ」に根ざすサブカルチャー文学と対峙し、厳密に選別を行っていた江藤淳の姿を、作品を通して分析する。第二章では、「来歴否認」をキーワードに、三島由紀夫、村上龍、村上春樹等の作家たちの作品と生き方が、さらには、サブカルチャーとして生き続ける著者自身の困難さが語られる。
Table of Contents
- 序章 犬猫に根差した思想
- 第1章 サブカルチャー文学論・江藤淳編(「ツルリとしたもの」と妻の崩壊;「母を崩壊させない小説」を探した少年のために;江藤淳と少女フェミニズム的戦後)
- 第2章 江藤淳と来歴否認の人々(三島由紀夫とサブカルチャーとしての日本;手塚治虫と非リアリズム的「日本語」の可能性;江藤淳と来歴否認の人々;柳田国男と「家」への忸怩;村上春樹と村上龍の「私」語りをめぐって)
- 終章 「歴史」と「私」の軋む場所から
by "BOOK database"