Bibliographic Information

トランス=アトランティック

ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ著 ; 西成彦訳

(文学の冒険)

国書刊行会, 2004.9

Other Title

Trans-Atlantyk

トランスアトランティック

Title Transcription

トランス アトランティック

Note

本体には親書誌として"Contemporary writers"の表記のみ

Description and Table of Contents

Description

「よし、それならいっそのこと、かたっぱしから連中をはりたおしてやる!ところが、いきなり壁だった。そこで踵を返し、出口へと歩き出す…会衆は呆気にとられ、口をあんぐりあけて、小生を見てる…すたすた歩きは次第に威力を増し、迫力を増し…おお、悪魔、悪魔、すたすた、すたすた、すたすた。よし、いいぞ。すたすた歩きだ。すたすた、すたすた…」ポーランドでの作家としての名声におさらばし、アルゼンチンにやって来た“小生”は、海の向こうの祖国で戦争が始まったことを知った。これ幸いと故郷への帰還を断念し、ブエノスアイレスの熱気に身をゆだねたはいいものの、周りは体面を重んじるバカばかり。唇を赤く塗った謎の男とグルになって、“小生”はおとな共を叩き潰す仕儀にあいなった。永遠の青二才を標榜する作家ゴンブローヴィッチが、みずからの体験をもとにして戯画的に綴ったグロテスク・リアリズムの傑作。

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Details
  • NCID
    BA68767337
  • ISBN
    • 4336035946
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    pol
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    293p, 図版 [2] p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
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