超伝導でたどるメゾスコピックの世界

書誌事項

超伝導でたどるメゾスコピックの世界

栗原進著

(岩波講座物理の世界 / 佐藤文隆 [ほか] 編, . 物質科学の展開||ブッシツ カガク ノ テンカイ ; 6)

岩波書店, 2004.9

タイトル読み

チョウデンドウ デ タドル メゾスコピック ノ セカイ

内容説明・目次

内容説明

メゾスコピック系は量子力学と古典力学の双方の性格が共存する世界である。この系と超伝導の組み合わせは、シュレーディンガーの猫に象徴される量子力学のパラドックスを解く鍵として注目されている。また、量子コンピュータなど新技術の土壌としても期待を集める。第1部では巨視的スケールで出現する量子現象という超伝導の本質を直観的に解説する。第2部でメゾスコピック系の超伝導をもとに量子の世界の不思議な法則が日常目にする古典力学の法則にいかにつながるのかに迫る。

目次

  • 第1部 数式なしで超伝導を語る(超伝導の本質—電子たちの集団演技;超伝導とはどんな現象か;金属の正常状態;超伝導の現象論的理論;超伝導の微視的理論—Bardeen‐Cooper‐Schrieffer(BCS)理論;引力の発生機構)
  • 第2部 メゾスコピック系の超伝導とシュレーディンガーの猫(科学と技術の新天地「メゾスコピックの世界」;電子が世界の狭さを感じるとき;量子の世界とわれわれの世界—相対論とニュートン力学は連続するが…)

「BOOKデータベース」 より

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