思想史のなかの臨床心理学 : 心を囲い込む近代
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思想史のなかの臨床心理学 : 心を囲い込む近代
(講談社選書メチエ, 311)
講談社, 2004.10
- タイトル読み
-
シソウシ ノ ナカ ノ リンショウ シンリガク : ココロ オ カコイコム キンダイ
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注記
参考文献: p236-238
内容説明・目次
内容説明
「心」を「個人の内面」と同一とする発想が生まれた近代。意識の重視、言葉と意識の結びつきへの信頼を軸とする理論は、歴史の中で初めて生まれた心の捉え方であった。西洋近代文明の申し子・臨床心理学の「意識」観が、中世の「認識」観に較べていかに際立つかを検証する。
目次
- プロローグ 臨床心理学の実像を求めて(「無意識を発見」しなかったフロイト;歴史が浅いという奇妙さ ほか)
- 第1章 「意識の学」としての精神分析(意識すれば治る!は本当か;革命思想から産まれた心理療法 ほか)
- 第2章 意識はどう扱われてきたか(意識は信用がなかった;神学と錬金術と心理学 ほか)
- 第3章 「意識の国」の臨床心理学(派閥が「専門」になる時代;実証主義と「人間教」の関係 ほか)
- 第4章 無意識の宗教としての臨床心理学(臨床心理学誕生の舞台;新しい二元論は「心の囲い込み」 ほか)
「BOOKデータベース」 より