見えない人間
著者
書誌事項
見えない人間
南雲堂フェニックス, 2004.10
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- タイトル別名
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Invisible man
- タイトル読み
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ミエナイ ニンゲン
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内容説明・目次
- 巻冊次
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1 ISBN 9784888963350
内容説明
主人公の「僕」は、ニューヨーク・ハーレムの廃墟になったビルの地下室の穴ぐらに独りで暮らす黒人青年。物語はそこでの回想ではじまる。地元の有力者が集うパーティの余興に、目隠しをして黒人少年同士で殴り合いをさせられた後に演説をした褒美として、折りかばんに入った大学の給費生資格書をもらう。大学3年の時、白人の理事を車で案内する際に、その理事の希望どおりに黒人のスラム街に連れて行く。それが原因で、「僕」は退学処分となる。そのために「僕」はニューヨークへ行き金を稼ぐためにペンキ会社で働くが、ボイラーの爆発事故に遭い、その会社も辞めさせられてしまう。芒然自失の状態でハーレムをさまよっているうちに倒れ、幸い黒人の老婆に助けられ、その老婆のアパートに居候することになる。
- 巻冊次
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2 ISBN 9784888963367
内容説明
その後、「僕」はアパートの立ち退きにあっている黒人の老夫婦を見て、演説をする。その演説を聴いていたブラザー・ジャックに誘われて、「ブラザーフッド協会」に入る。「僕」はそこで懸命に働き、頭角を現しハーレム地区の指導者になる。だが、協会は方針を転換し、「僕」を疎んじるようになる。その頃、会員のトッド・クリフトンが白人の警官に銃殺され、「僕」はハーレムの住民を巻き込んで盛大な追悼集会を行い、それが契機となって、暴動が起きる。暴動から逃げる途中、開いていたマンホールに落ち、地下の穴ぐらに住むようになる。そこに何年も暮らした後、「僕」は混沌とした地上の世界に戻ろうと決意する。
「BOOKデータベース」 より