ヒュンダイ・システムの研究 : 韓国自動車産業のグローバル化

書誌事項

ヒュンダイ・システムの研究 : 韓国自動車産業のグローバル化

李泰王著

中央経済社, 2004.10

タイトル別名

The Hyundai system

ヒュンダイシステムの研究 : 韓国自動車産業のグローバル化

タイトル読み

ヒュンダイ システム ノ ケンキュウ : カンコク ジドウシャ サンギョウ ノ グローバルカ

注記

注および参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

本書の課題は、韓国企業の組織構造分析に基づいて、韓国経済のダイナミズムを探ることである。そのために、世界有数の自動車メーカーとなったヒュンダイ(現代)自動車の製造現場における仕事の組織、さらに部品メーカーとの関係、産業構造の再編および日韓市場での自動車マーケティングの実態などを調査し、そこから韓国型経営方式の比較制度的アプローチに挑んでいる。市場、政府、企業の3ファクターが織り成してきた韓国の発展モデルを史的に追跡するとともに、世界システムの多様な展開、たとえば、フォード主義やトヨタ主義との比較において、韓国固有の経営方式としての「ヒュンダイ・システム」がどのような特徴と課題を持ち、さらにまた、どのような可能性を持ち合わせているのかを考察する。

目次

  • 第1部 フォーディズムとヒュンダイ・システム(高度成長期の韓国経済の動態分析;現代自動車の労働組織とフレキシビリティ;現代自動車の下請分業関係の構造)
  • 第2部 グローバリズムとヒュンダイ・システム(ヒュンダイ・システムの構造—ハイブリッド型経営の変容;構造改革期の現代自動車の労働組織と雇用;構造改革期の財閥経営と持株会社解禁問題)
  • 第3部 リージョナリズムとヒュンダイ・システム(東アジアにおける日・中・韓分業と国際政治関係;日本市場におけるヒュンダイ・ディーラーの展開;韓国市場におけるトヨタ・ディーラーの展開)

「BOOKデータベース」 より

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