書誌事項

パクス・ロマーナ

塩野七生著

(新潮文庫, し-12-64, し-12-65, し-12-66 . ローマ人の物語 / 塩野七生著||ローマジン ノ モノガタリ ; 14-16)

新潮社, 2004.11

タイトル別名

Pax Romana

Res gestae populi Romani

パクスロマーナ

タイトル読み

パクス ロマーナ

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注記

ローマ世界年表: 下巻巻末

参考文献: 下巻pi-x

その他のタイトルはカバージャケットによる

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784101181646

内容説明

ユリウス・カエサルが暗殺されてから十五年。彼の養子オクタヴィアヌスは、養父の遺志に逆らうように共和政への復帰を宣言する。これに感謝した元老院は「アウグストゥス」の尊称を贈り、ローマの「第一人者」としての地位を認めた。しかしこの復帰宣言は、カエサルの理想であった「帝政」への巧妙な布石であった—。天才カエサルの構想を実現した初代皇帝の生涯を通じて、帝政の成り立ちを明らかにする。
巻冊次

中 ISBN 9784101181653

内容説明

「帝政」の名を口にせず、しかし着実に帝政をローマに浸透させていくアウグストゥス。彼の頭にあったのは、広大な版図に平和をもたらすためのリーダーシップの確立だった。市民や元老院からの支持を背景に、アウグストゥスは綱紀粛正や軍事力の再編成などに次次と取り組む。アグリッパ、マエケナスという腹心にも恵まれ、以後約200年もの間続く「パクス・ロマーナ」の枠組みが形作られていくのであった。
巻冊次

下 ISBN 9784101181660

内容説明

ローマ世界に平和をもたらし、繁栄の礎を築いたアウグストゥスを、人々は「国家の父」と呼ぶようになる。しかしその彼にも大きな悩みがあった。後継者を誰にするか—妻リヴィアの連れ子ティベリウスは偉大なる父に反発して一方的に引退。娘ユリアの息子たちに期待をつないだものの、いずれも若くして死んでしまう。カエサルの構想した帝政は果してローマに根付くのか。アウグストゥスの「戦い」は続く。

「BOOKデータベース」 より

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