左右の民俗学
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書誌事項
左右の民俗学
(歴史民俗学資料叢書, 第2期5)
批評社, 2004.10
- タイトル読み
-
サユウ ノ ミンゾクガク
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内容説明・目次
内容説明
古来日本では、神社の注連縄と棺桶を縛る縄はともに「左縄」であった。「左」は、吉と凶、浄と穢、正と邪の“両義性”を持っていた。左の両義性を括るのは「聖」であり、右に象徴される「俗」と対置される。左右の民俗学を通して、日本文化の独自性やそのルーツ、汎アジア的な「左尊」文化、そして、あらゆる文明に共通する“対”と“両義性”の構造が見えてくる。
目次
- 解説篇 「左右」から見える日本文化のルーツ
- 資料篇(右得手と左得手(一九〇三年)(寺石正路);左得手と右得手(一九〇三年)(寺石正路);左右の尊卑に関する穂積陳重君の疑問(一九〇五年)(坪井正五郎);左側右側尊卑の習慣(一九〇五年)(坪井正五郎);左右の尊卑について(一九〇五年)(金子徴);左右尊卑に関する質問に就て(一九〇五年)(菅野真澄);左右尊卑の鄙見(一九〇五年)(阿波加修造);左(pidari)右(migi,migiri)(一九〇五年)(白鳥庫吉);源氏左折の説話(一九一三年)(宮本揩衣);盤領衣箸用女子ほか(一九二三年)(高橋健自) ほか)
「BOOKデータベース」 より