性愛の日本中世
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書誌事項
性愛の日本中世
(ちくま学芸文庫, [タ-22-2])
筑摩書房, 2004.11
- タイトル読み
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セイアイ ノ ニホン チュウセイ
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注記
初版 (洋泉社, 1997.12) の文庫版
内容説明・目次
内容説明
女性として僧侶の愛を受ける稚児たち、美女とされる京女、出産がもとで死亡し幽霊になる女、男の欲望をむけられて鬼神と化す羅刹女—、それら虚実の群像の背後には、日本人のセックス/ジェンダー意識の古層が隠されている。平家物語や今昔物語、女性文学など、中世説話文学から民俗信仰までをフィールドに、歴史に潜んでいる性愛、権力、神仏信仰などを、縦横無尽に切り捌いた論文集。
目次
- 第1章 中世の性愛と稲荷信仰(「稚児」と僧侶の恋愛—中世「男色」のセックスとジェンダー;中世王権と稲荷の「愛法」—稲荷行者と性器の呪術信仰 ほか)
- 第2章 歴史の中の「女性神話」の誕生(出産と「聖なる女」神話をめぐって;作られた美女神話—「東男に京女」考 ほか)
- 第3章 神仏と女神の世界(女神の図像学—母なる神と死の神;渡来する神と土着する神—中世人と神仏の交感する世界)
- 第4章 中世の女と物語文学(中世王権と女性文学の盛衰;ある女盗人の物語—『今昔物語集』巻二九より ほか)
「BOOKデータベース」 より