幻の漂泊民・サンカ
著者
書誌事項
幻の漂泊民・サンカ
(文春文庫, [お-34-1])
文藝春秋, 2004.11
- タイトル別名
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幻の漂泊民サンカ
- タイトル読み
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マボロシ ノ ヒョウハクミン サンカ
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注記
2001年11月文藝春秋より刊行されたものの文庫化
内容説明・目次
内容説明
一所不住、一畝不耕。山野河川で天幕暮し。竹細工や川魚漁を生業とし、’60年代に列島から姿を消した自由の民・サンカ。「定住・所有」の枠を軽々と超えた彼らは、原日本人の末裔なのか。中世から続く漂泊民なのか。従来の虚構を解体し、聖と賎、浄と穢から「日本文化」の基層を見据える沖浦民俗学の新たな成果。
目次
- 序章 サンカとは何者だったのか
- 第1章 近世末・明治初期のサンカ資料を探る
- 第2章 柳田国男のサンカ民俗誌
- 第3章 サンカの起源論をめぐって
- 第4章 サンカの原義は「山家」だった
- 第5章 発生期は近世末の危機の時代か
- 第6章 三角寛『サンカ社会の研究』を読み解く
- 第7章 今日まで残ったサンカ民俗をたずねる
「BOOKデータベース」 より