父の文章教室
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父の文章教室
(集英社新書, 0272F)
集英社, 2004.12
- タイトル読み
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チチ ノ ブンショウ キョウシツ
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注記
花村萬月著作リスト: p232-236
「青春と読書」(集英社)に、2002年7月号から2004年5月号まで連載したものに加筆訂正したもの
内容説明・目次
内容説明
五歳のころ、放浪癖のあった父親と同居することになり、程なく、花村少年の地獄の日々がはじまった。『モルグ街の殺人事件』を皮切りに、古今東西の古典を読まされる毎日。飽きる素振りをみせれば、すぐさま拳が飛んできた—。四年にわたる狂気の英才教育の結果、岩波文庫の意味を解する異能児へと変貌した小学生は、父の死後は糸の切れた凧となり、非行のすえに児童福祉施設へと収容された。以来、まともに学校に通った記憶がない。本書は、芥川賞作家・花村萬月が、これまでの人生で唯一受けた教育の記憶をたどり、己の身体に刻み込まれた「文章作法」の源泉に向きあった、初の本格的自伝である。
目次
- あなたは父が好きですか
- 父は他人
- それは山谷の旅館からはじまった
- 父の人柄
- 父が現れた!
- 早期教育
- 筮竹
- 読書の時間
- 父の芸術教室
- 課外授業
- 父自身のこと
- 断片的であること
- 父の死後
- 教育と強制
- キリスト教
- 父の愛
- 母の愛
- そして現在
「BOOKデータベース」 より