イタリア・ユダヤ人の風景

書誌事項

イタリア・ユダヤ人の風景

河島英昭著

岩波書店, 2004.12

タイトル別名

イタリアユダヤ人の風景

タイトル読み

イタリア ユダヤジン ノ フウケイ

注記

『図書』 (岩波書店, 2001.2月・7月-2004.8月号)に連載されたものを1巻にまとめたもの

主要参考文献: p371

関連年表: p372-373

内容説明・目次

内容説明

ファシズムとナチズムの交錯する第二次大戦下のイタリア。戦場から離れた都市の片隅で、戦火とは異なるもう一つの暴力が多くの無辜の命を奪おうとしていた。どのような運命がイタリアのユダヤ人たちに襲いかかり、何が彼らの命運を分けたのか…。著者はローマ、ヴェネツィア、トリエステ、フェッラーラをめぐり、その沈黙する街路に立って、苦難に生き、闘い、斃れた彼らの声に耳を澄ます。イタリア社会の深部を、ひそやかに、しかし滔々と流れ続けてきたユダヤ人とその文化の水脈をたどる旅。

目次

  • プロローグ 旅のはじまり
  • 第1章 戦線へのピクニック
  • 第2章 ローマ、二〇〇一年一〇月一六日
  • 第3章 無防備都市、ローマ
  • 第4章 島のゲットー、ヴェネツィア
  • 第5章 丘と港の町で、トリエステ
  • 第6章 愛と憎しみのフェッラーラ
  • エピローグ ふたたびローマへ

「BOOKデータベース」 より

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