宿命の女 : イギリス・ロマン派文学の底流
著者
書誌事項
宿命の女 : イギリス・ロマン派文学の底流
アーツアンドクラフツ, 2004.12
増補改訂版
- タイトル別名
-
Fatal women and English romanticism
宿命の女 : 愛と美のイメジャリー
宿命の女 : イギリスロマン派文学の底流
- タイトル読み
-
シュクメイ ノ オンナ : イギリス ロマンハ ブンガク ノ テイリュウ
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注記
欧文タイトルはp[6]による
初版: 『宿命の女 : 愛と美のイメジャリー』(平凡社 1987年刊)
その他参考文献: p291-292
内容説明・目次
内容説明
謎めいて、可愛くて、悩ましい女たちが、19世紀イギリスの芸術作品を多く賑わせた。のちに“宿命の女”と名づけられた彼女たちと表現者との関わりをとおして、近代文学・絵画を読み解く。
目次
- 第1章 愛に殉じた“宿命の女”(“宿命の女”のプロトタイプ—キーツ「冷たい美女」;愛の無惨と狂気—キーツ「イザベラ めぼうきの鉢」;妖精のあらしの結末—キーツ「聖アグネスの夕べ」)
- 第2章 妖魔の国の女たち(異類婚の悲劇 蛇女の系譜1—キーツ「レイミア」;呪われた男女両性愛 蛇女の系譜2—コールリッジ「クリスタベル」;魔性の女—サーシー『エンディミオン』第3巻)
- 第3章 霊・肉のヴィーナス(愛のダイモンの謎—シェリー『エピサイキディオン』;エロスとサイキの図像—キーツ「サイキのうた」 ほか)
- 第4章 ラファエル前派の“絶世の美女”(神秘的な愛の交流—ロセッティ「天国の乙女」;愛と追憶の歴史—ロセッティ『生命の家』 ほか)
- 第5章 呪縛の愛から退廃のエロスへ(呪われた純愛—テニソン「シャロット姫」;詩人のマゾヒズム—スウィンバーン「ドローレス」、「ヴィーナス賛歌」 ほか)
「BOOKデータベース」 より