ティリッヒ神学における存在と生の理解
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ティリッヒ神学における存在と生の理解
新教出版社, 2005.1
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ティリッヒ シンガク ニオケル ソンザイ ト セイ ノ リカイ
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Description and Table of Contents
Description
20世紀組織神学を代表する成果の一つは、ティリッヒ『組織神学』全三巻であることは万人の認めるところだが、ティリッヒ自身はその完成前に、「できたら自分の神学を聖霊論から再構成してみたい」と語っていたというエピソードは面白い。ティリッヒ神学研究をライフワークとし、既に『ティリッヒ組織神学の構造』(1971)、『ティリッヒの人間理解』(1986)の秀作を著わした著者(神戸女学院大学名誉教授)は、ティリッヒの遺した言葉の示す線と方向を真剣に模索したあげく、ティリッヒの「存在」理解の基礎の上にある生の理解の追究を試みながら、それに応じる霊の働きの展開を把握することに努め、それと共に時間論と聖霊論そのものへの展望の可能性を真剣に探ってやまなかった。本書はその探求の成果の見事な提示である。
Table of Contents
- 第1章 存在理解
- 第2章 存在の力
- 第3章 「存在それ自体」
- 第4章 生と霊の働きとの関係
- 第5章 生と救い
- 第6章 身体の理解
- 第7章 生と永遠のいのち
- 付録(ティリッヒの「時の神秘」について;私たちの人生と霊との関わり—ティリッヒ神学における聖霊論の特色)
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