人種概念の普遍性を問う : 西洋的パラダイムを超えて
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書誌事項
人種概念の普遍性を問う : 西洋的パラダイムを超えて
人文書院, 2005.2
- タイトル別名
-
Is race a universal idea? : transcending the Western paradigm
- タイトル読み
-
ジンシュ ガイネン ノ フヘンセイ オ トウ : セイヨウテキ パラダイム オ コエテ
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注記
引用・参照文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
新たな共通語としての人種概念をめぐり、その歴史的検証と包括的理解に向けて人文科学と自然科学の研究者が初めて協働した画期的成果。圧倒的な欧米ヘゲモニーがもたらす狭隘な人種理解にたいし日本、アジア、アフリカから、地域を超えた強烈なオルタナティヴを呈示する。
目次
- 1 総論(人種概念の包括的理解に向けて)
- 2 「白色人種」「黒色人種」「黄色人種」(一九世紀ヨーロッパにおける人種と不平等—身体と歴史;北米における人種イデオロギー ほか)
- 3 近代日本における人種と人種主義(人種・民族・日本人—戦前日本の人類学と人種概念;「南島人」とは誰かのことか ほか)
- 4 植民地主義とその残影(インドにおけるカースト・人種・植民地主義—社会通念と西洋科学の相互作用;人種主義的アフリカ観の残影—「セム」「ハム」と「ニグロ」 ほか)
- 5 ヒトの多様性と同一性—自然人類学からみる「人種」(「人種」は生物学的に有効な概念ではない;人種よさらば ほか)
「BOOKデータベース」 より