ゲーテ時代のジェンダーと文学 : 金のりんごを盛る銀の皿

書誌事項

ゲーテ時代のジェンダーと文学 : 金のりんごを盛る銀の皿

星野純子著

鳥影社・ロゴス企画部, 2005.1

タイトル別名

金のりんごを盛る銀の皿

タイトル読み

ゲーテ ジダイ ノ ジェンダー ト ブンガク : キン ノ リンゴ オ モル ギン ノ サラ

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注記

参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

ゲーテは女性になりかわって、その内面を代弁したり、女性を素晴らしい存在だと見なしていたわけではない。自分を語るための器として用いたにすぎない。それは空であるほどたくさん盛ることができる。器である女性が自ら語り出したり、自己主張することはゲーテにとって望ましくなかった。女性の視点からゲーテを読み直す。また18世紀から19世紀の女性小説を丹念に読み、男性社会規範の中でもがいた彼女たちの姿をうかびあがらせる。

目次

  • 第1部 ジェンダーで読むゲーテ(『シュテラ—恋人たちのためのドラマ』;『若きヴェルターの悩み』のロッテ;『美しい魂の告白』—ある敬虔主義女性信者の文学化 ほか)
  • 第2部 女性の文学とジェンダー(ドイツ近代におけるジェンダー理念の整備;コルネーリア・ゲーテ;ゾフィー・フォン・ラロッシュと『シュテルンハイム嬢物語』 ほか)
  • 第3部 カロリーネ・フォン・ヴォルツォーゲン(カロリーネ・フォン・ヴォルツォーゲンの家族物語—『アグネス・フォン・リーリエン』;カロリーネ・フォン・ヴォルツォーゲンの結婚物語—『物語集』;カロリーネ・フォン・ヴォルツォーゲンにおける生と表現—『コルデーリア』と『ロイカス岬の断崖』)

「BOOKデータベース」 より

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