シンボルの遺産
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シンボルの遺産
(ちくま学芸文庫, [サ-17-1])
筑摩書房, 2005.2
- タイトル別名
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Lectures
- タイトル読み
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シンボル ノ イサン
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注記
原著 (London : Warburg Institute, 1957) からの抜粋訳に「ヴァールブルク文庫とその目的」("Die Bibliothek Warburg und ihr Ziel")を増補したもの
「シンボルの遺産」(せりか書房, 1980.10)を文庫化したもの
年譜: p351-356
著作目録: p423-434
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
神は細部に宿りたまう。一見ささやかな図像にも歴史の秘密が隠されている。イコノロジーの創唱者アビ・ヴァールブルク終生の課題は、イメージを手がかりに「古代が後世の文化に与えた影響の伝播とその本質」を問うことだった。ザクスルもまたその理念を共有し、英米圏での啓蒙と普及に大きく貢献した。本書は、「歴史、文学、科学、宗教の境界を耕す働き手」を自認する著者の学際的関心が横溢する講演選であり、今日再評価の気運高い「ヴァールブルク的方法」のみごとな実践例とも言える名著である。関連資料・長文解説を完備する待望の改訳増補決定版。図版199点。
目次
- 1 イメージの死と再生
- 2 石棺のアルケオロジー
- 3 中世の宇宙観
- 4 カピトリウム—ローマのシンボリズム
- 5 トロイ物語—宮廷風恋愛物語のイコノグラフィー
- 6 ミトラス1—古代インドからローマへ
- 7 ミトラス2—洞窟祭祀のシンボリズム
- 8 三人の「フィレンツェ人」—ホーン、ヴァールブルク、メニール
- 9 蛇・稲妻・祝祭—ヴァールブルクのニューメキシコへの旅
- 10 ひとつの出会い—カッシーラーとヴァールブルク
- 補遺 ヴァールブルク文庫とその目的(佐川美智子訳)
「BOOKデータベース」 より