書誌事項

日本立憲政治の形成と変質

鳥海靖 [ほか] 編

吉川弘文館, 2005.2

タイトル読み

ニホン リッケン セイジ ノ ケイセイ ト ヘンシツ

大学図書館所蔵 件 / 124

この図書・雑誌をさがす

注記

その他の編者: 三谷博, 西川誠, 矢野信幸

序章「問題の所在と構成」その他の執筆者: 三谷博, 西川誠, 矢野信幸

内容: 序章: 問題の所在と構成, 第I部: 立憲政治の導入(第一章「明治初年の公議所・集議院」-第六章「明治立憲政と清末改革」), 第II部: 立憲政治の運用(第七章「党首なき政党の模索」-第十一章「「昭和天皇像」の形成」), 第III部: 憲政変質期の外交と軍部(第十二章「日中提携の模索と満蒙問題」-第十五章「戦後政界への復帰」), あとがき(西川誠, 矢野信幸), 執筆者紹介, 編者略歴

鳥海靖の古希を記念した論集

収録内容

  • 問題の所在と構成 / 鳥海靖 [ほか執筆]
  • 明治初年の公議所・集議院 : 議員の意識と行動 / 山崎有恒 [執筆]
  • 廃藩置県後の太政官制改革 : 渋沢栄一と江藤新平 / 西川誠 [執筆]
  • 公論空間の創発 : 草創期の『評論新聞』 / 三谷博 [執筆]
  • 「信教自由」と「国禁」 : 琉球藩・浄土真宗・内務省 / 山口輝臣 [執筆]
  • 伊藤博文の立憲政治調査 : 新史料を手がかりに / 鳥海靖 [執筆]
  • 明治立憲政と清末改革 : 福沢諭吉と厳復の憲政思想 / 區建英 [執筆]
  • 党首なき政党の模索 : 立憲革新党論 / 小宮一夫 [執筆]
  • 議長席から見た帝国議会 : 片岡健吉の「議会談」 / 村瀬信一 [執筆]
  • 寺内内閣と大学制度改革 : 超党派的憲政運用の試み / 鎮目良文 [執筆]
  • 「憲政の常道」と「国家主義」 : 吉野作造の場合 / 倉山満 [執筆]
  • 「昭和天皇像」の形成 : 大正十年皇太子洋行と出版物 / 梶田明宏 [執筆]
  • 日中提携の模索と満蒙問題 : 重光葵と王正廷 / 劉傑 [執筆]
  • 日中戦争と宣戦布告問題 : 第一次近衛声明との関連で / 根岸啓明 [執筆]
  • 海軍の情報活動 : 高木惣吉の陸軍観察 / 五十嵐憲 [執筆]
  • 戦後政界への復帰 : 翼賛政治家太田正孝の場合 / 矢野信幸 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

立憲政治を理想の政体と信じた明治の日本。その導入から機能障害に至るまで、政治家やメディア、政党の組織方法、天皇や宮中との関係などに着目して解明。様々な側面から帝国日本の立憲政治の意味を考える最新論集。

目次

  • 問題の所在と構成
  • 第1部 立憲政治の導入(明治初年の公議所・集議院—議員の意識と行動;廃藩置県後の太政官制改革—渋沢栄一と江藤新平 ほか)
  • 第2部 立憲政治の運用(党首なき政党の模索—立憲革新党論;議長席から見た帝国議会—片岡健吉の「議会談」 ほか)
  • 第3部 憲政変質期の外交と軍部(日中提携の模索と満蒙問題—重光葵と王正廷;日中戦争と宣戦布告問題—第一次近衛声明との関連で ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ