Bibliographic Information

風狂始末 : 完本

安東次男著

(ちくま学芸文庫, [ア-18-3])

筑摩書房, 2005.3

Other Title

風狂始末 : 芭蕉連句評釈 : 完本

Title Transcription

フウキョウ シマツ : カンポン

Note

1993.12-1994.1刊行講談社学術文庫「芭蕉連句評釈」全二巻を底本としたもの

Description and Table of Contents

Description

『芭蕉七部集評釈』正(1973)・続(1978)は、連句評釈という形式を借りて、徹底的に蕉風とは何かを追求し、識者の世評を上げた。以来十余年、さらに新釈を志し、『風狂始末』(1986)『続風狂始末』(1989)『風狂余韻』(1990)を上梓した。そこで、付合とは何か、言葉とは何かを、各歌仙の趣向と併せて、極めて緻密な考証と研ぎ澄まされた想像力を駆使してスリリングに読み解く。ここに、芭蕉とその一門の人間ドラマが展開される。読者は、本書を繙くことによって、その連句のはこびの緊迫した対話の場へと引きずり込まれる。著者のライフワーク、芸術選奨文部大臣賞受賞の画期的名著。

Table of Contents

  • 狂句こがらしの巻(『冬の日』)—芭蕉・野水・荷兮・重五・杜国・正平
  • 霽の巻(『冬の日』)—杜国・重五・野水・芭蕉・荷兮・正平
  • 雁がねの巻(『阿羅野』)—越人・芭蕉
  • 鳶の羽の巻(『猿蓑』)—去来・芭蕉・凡兆・史邦
  • 梅が香の巻(『炭俵』)—芭蕉・野坡
  • 炭売の巻(『冬の日』)—重五・荷兮・杜国・野水・芭蕉・羽笠
  • 霜月の巻(『冬の日』)—荷兮・芭蕉・重五・杜国・羽笠・野水
  • 花見の巻(『ひさご』)—芭蕉・珍碩・曲水
  • 灰汁桶の巻(『猿蓑』)—凡兆・芭蕉・野水・去来
  • 空豆の巻(『炭俵』)—狐屋・芭蕉・岱水・利牛

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1
Details
  • NCID
    BA71268867
  • ISBN
    • 4480089012
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    701p
  • Size
    16cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
Page Top