退屈の小さな哲学
著者
書誌事項
退屈の小さな哲学
(集英社新書, 0290C)
集英社, 2005.4
- タイトル別名
-
Kjedsomhetens filosofi
- タイトル読み
-
タイクツ ノ チイサナ テツガク
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注記
Fayard社, 2003年仏語版より訳出したもの
内容説明・目次
内容説明
人はなぜ、退屈することがあるのだろうか。どうして、自らの意思で退屈したり、また上手に退屈を乗り越えたりすることができないのだろう。現代人のほとんどが、退屈や倦怠感の経験を持っているにもかかわらず、ハイデッガーなど一部の哲学者をのぞいて、これまで真剣に考えられることは少なかった。本書は、広く一般の人向けに、哲学、文学、アート、心理学、社会学などさまざまな分野の文献を参照しながら、退屈という身近で不思議な現象をしなやかに探究していく。
目次
- 第1部 退屈の問題(哲学の問題としての退屈;退屈と近代性 ほか)
- 第2部 退屈の歴史(ac´edie—前近代の退屈;パスカルからニーチェまでの退屈の哲学 ほか)
- 第3部 退屈の現象学(感情について;存在論—退屈の解釈学)
- 第4部 退屈の倫理(僕とは何だろう;退屈と歴史 ほか)
「BOOKデータベース」 より