中国文人画家の近代 : 豊子愷の西洋美術受容と日本
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中国文人画家の近代 : 豊子愷の西洋美術受容と日本
思文閣出版, 2005.4
- タイトル別名
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中国文人画家の近代 : 豊子愷の西洋美術受容と日本
- タイトル読み
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チュウゴク ブンジン ガカ ノ キンダイ : ホウ シガイ ノ セイヨウ ビジュツ ジュヨウ ト ニホン
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注記
学位論文 「豊子愷と李叔同 - 中国民国期の西洋美術受容」 (東京大学, 1997年提出) をもとにしたもの
参考文献: 巻末p21-32
中国・日本近代美術年表: 巻末p33-50
豊子愷の肖像あり
内容説明・目次
内容説明
豊子〓(がい)は中国近代を代表する文人、芸術家である。文学や絵画の創作、西欧芸術の紹介、外国文学の翻訳など複数の領域において第一人者として活躍し、まさに近代中国のマルチタレントといってよいだろう。本書では「中国」「日本」「西洋」という三つの視点を設けることで、豊子〓(がい)が日本を通して西洋美術を受容したことの意義を問いたい。それによって、文化の越境者豊子〓(がい)の本質に迫り、二十世紀の日本と中国の知的な交流のあり方を再現し、検証しようとするものである。
目次
- 序章 民国初期の西洋美術受容と李叙同
- 第1章 西洋美術受容の高潮期
- 第2章 「労働」「子ども」「宗教」を描く画家—豊子(がい)とミレー
- 第3章 ゴッホは文人画家か—豊子〓(がい)と黒田重太郎
- 第4章 ゴッホ作品を通しての伝統再発見
- 第5章 豊子〓(がい)と竹久夢二
- 第6章 豊子〓(がい)と北沢楽天
- 第7章 豊子〓(がい)が見た西洋近代画家
- 第8章 豊子〓(がい)の中国美術優位論
- 第9章 中国文人画の近代化
- 終章 中国文人の西洋美術受容
「BOOKデータベース」 より