トクヴィルとデュルケーム : 社会学的人間観と生の意味

書誌事項

トクヴィルとデュルケーム : 社会学的人間観と生の意味

菊谷和宏著

東信堂, 2005.3

タイトル別名

Tocqueville et Durkheim : la notion d'homme en sciences sociales et le sens de la vie

タイトル読み

トクヴィル ト デュルケーム : シャカイガクテキ ニンゲンカン ト セイ ノ イミ

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注記

博士学位請求論文 (一橋大学, 2004年提出) に修正を加えたもの

参考文献: p223-239

内容説明・目次

内容説明

社会学また社会科学は、自然科学が自然現象を扱う場合のように、「社会」という対象を客観的に分析することができるのか。個々に主観的存在である人間から成る社会を、なぜ客観的な全体性として認識することができるのか。この学の存立に関わる根源的問題を、二人の先駆者の人間、社会及び社会学への追究・理解の過程と到達点から検証するとともに、その限界を超えて、失われつつある生の意味の回復に至る方途を展望する。

目次

  • 第1章 アレクシス・ドゥ・トクヴィル(生い立ち—家庭的背景から最初の懐疑へ;新大陸アメリカ—神の摂理、知的道徳的世界、権威;二月革命—社会主義とその対決:人民と人間;二月革命以後—「人間」と「社会」の誕生;死、信仰、そして生の意味)
  • 第2章 エミール・デュルケーム(第三共和制;客観的科学としての社会学;生の意味喪失—自己本位的自殺;ドレフュス事件;知的共通性あるいは論理的調和性;道徳的共通性あるいは道徳的調和性)
  • 第3章 結論(トクヴィル‐デュルケームの到達点;社会学的人間観/社会観の拡張—「社会」から「世界」への回帰;社会学の次段階—超越への経験科学的アプローチ:「主観‐客観」から「経験の全体」へ、そして生の意味)

「BOOKデータベース」 より

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