功利主義は生き残るか : 経済倫理学の構築に向けて

書誌事項

功利主義は生き残るか : 経済倫理学の構築に向けて

松嶋敦茂著

勁草書房, 2005.5

タイトル別名

Can utilitarianism survive? : towards the construction of economic ethics

タイトル読み

コウリ シュギ ワ イキノコルカ : ケイザイ リンリガク ノ コウチク ニ ムケテ

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注記

参考文献: 巻末pvii-xvi

内容説明・目次

内容説明

功利主義は、わたしとあなたのあいだにある違いを真剣に受け止めていない、というロールズの批判はあたっているのだろうか。経済と倫理の円滑なフィードバック関係までを考慮に入れうる「公共哲学としての社会科学」の再建にむけて、ミル、エッジワーズ、ヴィクセルらの諸説から、シンガー、スキャンロン、ロールズ、ゴティエ、ハイエクらのあいだの現代の論争までを、経済思想史的に分析する。

目次

  • 功利主義は経済倫理学の原理となりうるか?
  • 第1部 経済思想の中の功利主義—ミル、エッジワース、ヴィクセル(「極大満足説」と功利主義の間—ゴッセン、ワルラス、エッジワース;ベンサム主義的功利主義と自由主義的功利主義—功利主義と課税原則の結合関係;効用の個人間比較の可能性—肯定論と否定論を分つもの)
  • 第2部 競合的パラダイムの構図—自由至上主義、功利主義、社会契約主義(自由主義はどのように基礎づけられるか?—ワルラスの夢想とハイエクのディレンマ;合理性は道徳性をもたらすか?—『合意による道徳』の批判的検討;人間中心主義は乗り越えられるか—シンガーとスキャンロン)
  • 一般的ルール論の展開—経済倫理学の構築に向けて

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA72006618
  • ISBN
    • 4326153822
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vii, 273, xvip
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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