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日本人の目玉

福田和也著

(ちくま学芸文庫, [フ-15-3])

筑摩書房, 2005.6

Title Transcription

ニホンジン ノ メダマ

Note

「新潮」に掲載されたもの (1995年1月号-1997年11月号, 全6回) を文庫化したもの

文献: p371〜374

Description and Table of Contents

Description

「虚子と放哉の間で理論を、西田と九鬼の間で思考を、青山と州之内の間で美を、安吾と三島の間で構成を、川端において散文を問い、そして小林秀雄にたどりついた」。俳句、哲学、美術、演劇、小説、そして文芸批評。巨人たちへの敬虔なオマージュでなく、むしろ今なおわれわれを強くとらえてやまない多彩なディスクールを横断しながら、彼らの反面が隠し持っている途方もない異形性、不気味さだけがもちうる強度を露わにしてみせる。ロゴスの節度ではなく、アレーティアの脅威にこそ捧げられた、異色の近代日本批評史、恐るべき思考の力業。

Table of Contents

  • 放哉の道、虚子の道と道
  • 西田の虚、九鬼の空
  • 見えない州之内、見るだけの青山
  • 三島の一、安吾のいくつか
  • いつでもいく娼婦、または川端康成の散文について
  • 小林秀雄わかちえぬものと直接性、もしくは、流れる、叩け、見ろ、壊せ!

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