宗教は国家を超えられるか

書誌事項

宗教は国家を超えられるか

阿満利麿著

(ちくま学芸文庫, [ア-9-2])

筑摩書房, 2005.6

タイトル別名

国家主義を超える

宗教は国家を超えられるか : 近代日本の検証

タイトル読み

シュウキョウ ワ コッカ オ コエラレル カ

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注記

「国家主義を超える」(講談社 1994年刊)の改題

文献:p258〜266

内容説明・目次

内容説明

国民の統合を前提とする近代国家は、人々の生活や文化のすみずみにまで関与し、そこに国家の意思を貫徹しようとする。しかし私たちは国家を相対化し、対抗する精神を必要とするのではないか—。近代天皇制において日本はどのように国民の「臣民化」をはかったのか。「国家神道」のもとに国民を統合しようとしてきた歴史は、いまの私たちにどんな課題をつきつけているのか。近代日本がつくりあげた文化的枠組みの構造と実態を、宗教という視点から再検討し、国家中心主義を超える道がどこに、どのように用意されていたかを探る。

目次

  • 第1章 古式とタブー(桜のイメージ;「女人禁制」 ほか)
  • 第2章 つくられた「ナショナル・アイデンティティー」(「神勅」というフィクション;天皇「機軸」論 ほか)
  • 第3章 現世主義(現世の強大化;平家の落人伝説 ほか)
  • 第4章 国家を超える(「事大主義」と「信教の自由」;「信教の自由」への道 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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