教科書採択の真相 : かくして歴史は歪められる
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教科書採択の真相 : かくして歴史は歪められる
(PHP新書, 352)
PHP研究所, 2005.7
- タイトル読み
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キョウカショ サイタク ノ シンソウ : カクシテ レキシ ワ ユガメラレル
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内容説明・目次
内容説明
教科書は誰が選ぶのか?教室で子どもに教える現場の教師か、教育委員会か、首長か、それとも父母か—四年前の『新しい歴史教科書』の出現は、半世紀変わらぬ教科書制度のあり方に、大きな一石を投じた。と同時に、教科書問題の主舞台が「検定」から「採択」の場に移り、採択が世間の注目を集めるきっかけともなった。新しい教科書の編纂に加わった著者が、採択率〇・〇三九%という苦い経験を振り返りつつ、採択制度と実態のズレを明らかにする。日本の歴史教育をダメにしたのは誰なのか—。
目次
- 教科書は誰が選ぶのか—プロローグ
- 採択手続きを定めた法律は?—名は体をあらわさず
- 教師一人ひとりが選ぶ—理想と現実の間
- 「うれうべき教科書の問題」—半世紀変わらぬ教科書問題の構図
- 「無償措置法」誕生—「広域採択」制度化の意味
- 教科書問題 六〇年代から九〇年代へ—史上最悪の歴史教科書が登場するまで
- 「裏検定」に支配される県選定資料—かくして歴史は歪められる
- 東京都の採択制度改革—「国が亡びますぞ」と知事は訴えた
- 教育委員会の教科書採択権は「幻覚」か?—ご都合主義学説の犬の遠吠え
- 下都賀事件の深層—テロの標的にされた共同採択制度の矛盾
- 単独採択地区の優位性—東京都杉並区の議事録を読む
- 「○.○三九パーセント」の衝撃—「扶桑社効果」と業界秩序の激変
- 教科書採択はいかにあるべきか—七つの提言
「BOOKデータベース」 より