書誌事項

差別の民俗学

赤松啓介著

(ちくま学芸文庫, [ア-21-2])

筑摩書房, 2005.7

タイトル読み

サベツ ノ ミンゾクガク

大学図書館所蔵 件 / 121

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

「柳田民俗学の最大の欠陥は、差別や階層の存在をみとめないことだ。いつの時代であろうと差別や階層があるかぎり、差別される側と差別する側、貧しい者と富める者とが、同じ風俗習慣をもっているはずがない。」すべての底辺、すべての下層からその民俗を掘り起こし、人間存在の根源的病巣「差別」の起源と深層構造に迫った、民俗学の巨人・赤松啓介のひとつの到達点。人間解放の原理、平等原理に貫かれた著者のまなざしは、限りなくあたたかい。

目次

  • 人間差別の回想—スジを中心にして(重層的差別構造;基層にある差別観念;複雑な被差別部落の起源 ほか)
  • もぐらの嫁さがし—昔話の階級性(朝鮮民潭もぐらの嫁探し(中里龍雄);もぐらの嫁さがし(南方熊楠);「もぐらの嫁探し」に就て(栗山一夫) ほか)
  • 村落社会の民俗と差別(民俗学の開発;調査の階層性;裏街道の民俗 ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ