真理の探究 : 17世紀合理主義の射程

書誌事項

真理の探究 : 17世紀合理主義の射程

村上勝三編

知泉書館, 2005.6

タイトル別名

真理の探究 : 一七世紀合理主義の射程

Recherche de la vérité : quatre grands rationalistes au XVIIe siècle

タイトル読み

シンリ ノ タンキュウ : 17セイキ ゴウリ シュギ ノ シャテイ

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注記

その他の表題はジャケットによる

文献あり

内容説明・目次

内容説明

17世紀を代表する4人の思想家、デカルト、マルブランシュ、スピノザ、ライプニッツにとって、真理とは何か?そこに至る道は如何なるものであったか?かれらは人間理性の立場から、理由の系列として体系を構成するとともに、「まったき私」と「無限」という思索圏のなかで近代合理主義哲学を形成した。しかしヒューム、カントを介して、その内容は大幅な変容を被り、それが今日の哲学史として定着している。かくして、現代哲学は相対主義という哲学的閉塞状況に陥ってしまった。本書はそのような歴史認識を背景に、第一線で活躍する11名の研究者が日仏哲学会のシンポジウムを踏まえて、数年にわたり哲学の新たな可能性を探究した成果を世に問うものである。

目次

  • 第1部 デカルト、真理の生成(思惟する魂—機械・作品・マテーシス;合一体の真理—形而上学・自然学・医学)
  • 第2部 マルブランシュ、真理と存在(存在の響きとしてのかすかな知覚—マルブランシュにおける真理の場と超越の形象;マルブランシュの真理論における知覚とサンティマン)
  • 第3部 スピノザ、規範としての真理(方法と経験—「知性改善論」の方法の原則論;スピノザと真理)
  • 第4部 ライプニッツ、多様なる真理(真理と根拠の多様性と統一性—「同一性」の論理と認識のトポス;真理の連鎖—「合理主義」の戦略)
  • 第5部 合理主義と真理(真理と神—無神論の幾何学者は真理を語りうるか;真理・魂「精神」・自然—一七世紀合理主義の一断面;存在と理由—「存在論的証明」についての遡行的追及)

「BOOKデータベース」 より

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