「戦艦大和」と戦後
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「戦艦大和」と戦後
(ちくま学芸文庫, [ヨ-10-1])
筑摩書房, 2005.7
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「戦艦大和」と戦後 : 吉田満文集
戦艦大和と戦後
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センカン ヤマト ト センゴ
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Note
「吉田満著作集」(上・下巻)文藝春秋(1986.9)刊を底本
解説: 保阪正康
Description and Table of Contents
Description
1945年4月、大日本帝国の象徴、戦艦「大和」は沖縄に向かう特攻作戦を行なった。この戦いで九死に一生を得た著者は、その極限の体験を名著『戦艦大和ノ最期』として発表。死地に赴いた兵士たちは、葛藤のなか、死ぬことの意義を見出そうと煩悶する。「大和」出撃から戦闘、沈没までを、明晰な意識のもと冷静な筆致で描くことにより、戦争とはいかなるものかが如実に表わされ、その背後に戦争の虚しさが漂う。後に著者は、戦いに散華した者の死の意味を問い続け、戦後日本の在り方に対して意義を唱える。戦争と平和、日本という国、日本人の生き方を問う著者渾身のエッセイを集成。
Table of Contents
- 戦艦大和ノ最期
- 「戦艦大和ノ最期」初版あとがき
- 「戦艦大和ノ最期」決定稿に寄せて
- 「鎮魂戦艦大和」あとがき
- 「鎮魂戦艦大和」文庫版に寄せて
- 「戦艦大和ノ最期」初出テクスト
- 「戦艦大和ノ最期」をめぐって
- 死を思う
- 死・愛・信仰
- 異国にて
- 戦争協力の責任はどこにあるのか
- 一兵士の責任
- 戦中派の求める平和
- 散華の世代
- 戦没学徒の遺産
- 海軍という世界
- 青年は何のために戦ったか
- 平和への一歩
- 書いても書いても書いても…
- 戦後日本に欠落したもの
- 死者の身代りの世代
- 戦中派の死生観
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