シャドウ・ダイバー : 深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち
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シャドウ・ダイバー : 深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち
早川書房, 2005.6
- タイトル別名
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Shadow divers
シャドウダイバー : 深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち
- タイトル読み
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シャドウ ダイバー : シンカイ ニ ネムル Uボート ノ ナゾ オ トキアカシタ オトコ タチ
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内容説明・目次
内容説明
海底に沈没した昔の客船や軍艦に潜り、冒険の証として磁器、海図、舵輪などの遺物を持ち帰るレック・ダイビング—それは血液が窒素で泡立つ減圧症、船内に閉じこめられる、潮に流されるなど、幾通りもの死に方が準備されている危険なレジャー・スポーツだ。1991年、屈指のレック・ダイバー、チャタトンとコーラーがニュージャージー沖の海底に発見したのは、紛れもなく第二次世界大戦時のUボートだった。司令塔は外れ落ち、船体には穴が空き、大量の人骨が泥に埋もれている。だが、どの資料を見ても、その海域ではUボートの沈没はおろか、船舶事故すら起こっていないという。歴史から忘れられた“U‐Who”に興味津々のダイバーたちは謎を解く鍵を求めて深海を目指すものの、水深70メートルの苛酷な環境下、死傷者が続出する。また、発見したいくつかの遺物を手掛かりに、内外の海事専門家を訪ねてまわるものの、艦名すら杳として知れない。他のダイバーたちが恐れをなして去っていくなか、“U‐Who”に潜り続けるチャタトンとコーラーは、その潜水艦の乗組員たちに道義的責任を感じはじめていた。彼らは誰なのか、なぜそこで人知れず生涯を終えなくてはならなかったのか、解明せずに終わるわけにはいかない—。命を賭して潜入した“U‐Who”最後の危険区域で、二人は歪められた歴史の形を見ることになる。深海に待ち受ける危険に息をのみ、陸上での地道な調査に好奇心を刺激され、ダイバーたちが織りなす人間ドラマに胸が熱くなる、冒険と感動に満ちたノンフィクション。
目次
- 秘密の数字
- 視界ゼロ
- 威力を秘めたかたち
- ジョン・チャタトン
- 常識はずれの深さ
- リッチー・コーラー
- ホーレンブルクのナイフ
- 該当する潜水艦なし
- 大きな犠牲
- ゆがめられた歴史
- 届かなかったシグナル
- 戻らぬ覚悟
- 試練のとき
- 逆戻りする魚雷
- 捨て身の計画
「BOOKデータベース」 より