ブリーフセラピーの再創造 : 願いを語る個人コンサルテーション
著者
書誌事項
ブリーフセラピーの再創造 : 願いを語る個人コンサルテーション
金剛出版, 2005.7
- タイトル別名
-
Recreating brief therapy : preferences and possibilities
- タイトル読み
-
ブリーフ セラピー ノ サイソウゾウ : ネガイ オ カタル コジン コンサルテーション
大学図書館所蔵 件 / 全109件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
文献: p238-243
内容説明・目次
内容説明
本書は、より効果的な心理療法の開発を目指した著者らによる、ポストモダン・アプローチとブリーフセラピーが融合した、一番新しい「ブリーフセラピー」の入門書である。人を取り巻く環境は激変しており、その悩みも多様化、多層化している。それに合わせ、心理療法も変わってゆく必要があり、現代的であったブリーフセラピーも同様に変わらざるをえない。そうしたなか、本書は、新しいセラピー像のあり方を探ったもので、「リフレクティング・チーム」「語る」「願い」「可能性」「無知の知」といったキーワードを手がかりに、クライエントの多様なニーズに合うフレキシブルな方法論であるポストモダン・アプローチと、経済的で効率的な技法論であるブリーフセラピーとの融合をはかったものである。ウォルターとペラーの労作である本書は、近年のブリーフセラピーやナラティヴ・セラピーの文献で必ずといっていいほど挙げられる臨床書である。二人の地道でしっかりと地に足のついた臨床から得られた生きた知見は本書の中に息づいており、心理面接のクオリティをあげたいと考えるすべての臨床家に必読であろう。
目次
- 第1章 職業上の変転から得たもの—治療から個人コンサルテーションへ
- 第2章 劇的なパラダイム転換—観察から会話へ
- 第3章 創造的な問いかけ—仮定から探求へ
- 第4章 好奇と感嘆に満ちた対話の空間を創造する—インタビューから会話へ
- 第5章 願いについてたずねること—目標設定から嗜好語りへ
- 第6章 変化の意味についてたずねる—手段から意味へ
- 第7章 「サイン」言語で可能性を探る—直線的思考からブレインストーミングへ
- 第8章 差異と成功についてたずねる—障害から希望へ
- 第9章 他者の声を会話に招き入れる—観察者の視点から会話の双方向性へ
- 第10章 応え返しと力づけ—フィードバックから相互の応え返しへ
- 第11章 個人コンサルテーションの全容—信頼感とすっきりした頭をめぐる会話
「BOOKデータベース」 より