「資本」論 : 取引する身体/取引される身体
著者
書誌事項
「資本」論 : 取引する身体/取引される身体
(ちくま新書, 556)
筑摩書房, 2005.9
- タイトル別名
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資本論 : 取引する身体取引される身体
- タイトル読み
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シホンロン : トリヒキ スル シンタイ トリヒキ サレル シンタイ
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注記
参考文献: p290-294
内容説明・目次
内容説明
「私的所有」が制度化され、市場経済が発展し、資本主義の秩序が支配する世界は、それ以前の「自然」な状態よりも、おおむね有益である。だがそうした世界は不平等や労働疎外をも生みだす。それでもなお、私たちはこの世界に踏みとどまるべきであり、所有も市場も捨て去ってはならない。本書はその根拠を示し、無産者であれ難民であれ「持たざる者=剥き出しの生」として扱われることがないよう、「労働力=人的資本」の所有者として見なすべきことを提唱する。「所有」「市場」「資本」等の重要概念を根本から考察した末に示されるこうした論点は、これからの社会を考える上で示唆に富む。
目次
- プロローグ 自然状態からの社会契約
- 1 「所有」論
- 2 「市場」論
- 3 「資本」論
- 4 「人的資本」論
- エピローグ 法人、ロボット、サイボーグ—資本主義の未来
「BOOKデータベース」 より