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悪名高き皇帝たち

塩野七生著

(新潮文庫, し-12-67, し-12-68, し-12-69, し-12-70 . ローマ人の物語 / 塩野七生著||ローマジン ノ モノガタリ ; 17-20)

新潮社, 2005.9

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タイトル別名

Imperatores malae famae

Res gestae populi Romani

タイトル読み

アクメイ タカキ コウテイ タチ

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注記

その他タイトルはカバージャケットによる

ローマ世界年表: 4巻巻末

参考文献: 4巻pi-viii

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784101181677

内容説明

帝政を構築した初代皇帝アウグストゥス。その後に続いた、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロの四皇帝は、庶民からは痛罵を浴び、タキトゥスをはじめとする史家からも手厳しく批判された。しかし彼らの治世下でも帝政は揺らぐことがなく、むしろローマは、秩序ある平和と繁栄を謳歌し続けた。「悪」と断罪された皇帝たちの統治の実態とは。そしてなぜ「ローマによる平和」は維持され続けたのか。

目次

第1部 皇帝ティベリウス—在位、紀元一四年九月十七日‐三七年三月十六日(カプリ島;皇帝即位;軍団蜂起;ゲルマニクス;公衆安全 ほか)
巻冊次

2 ISBN 9784101181684

内容説明

二代皇帝ティベリウスは、後もカプリからローマ帝国を統治し続け、皇帝としての職責を完璧に全うした。国体は盤石となり、それを受け継いだ幸運な皇帝が、カリグラだった。紀元37年、すべての人に歓迎されて登位した若き皇帝に、元老院は帝国統治の全権を与える。しかし「神になる」ことまでを望んだカリグラは愚政の限りを尽くす—。政治を知らぬ若者を待ち受けていたのは無残な最期だった。

目次

  • 第1部 皇帝ティベリウス(承前)—在位、紀元一四年九月十七日‐三七年三月十六日(カプリ隠遁;セイアヌス;アグリッピーナ派の一掃;セイアヌス破滅 ほか)
  • 第2部 皇帝カリグラ/本名ガイウス・カサエル—在位、紀元三七年三月十八日‐四一年一月二十四日(若き新皇帝;生立ち;治世のスタート;大病 ほか)
巻冊次

3 ISBN 9784101181691

内容説明

50歳まで歴史家として生きてきたクラウディウスは、突然のカリグラの死により、帝位を継承することになった。カリグラは、わずか4年の在位の間に、健全だった財政と外政をことごとく破綻させていた。クラウディウスはまず、地に落ちていた帝政への人々の信頼を回復することから始め、問題を着実に解決していく。しかしこのクラウディウスには“悪妻”という最大の弱点があった。

目次

第3部 皇帝クラウディウス—在位、紀元四一年一月二十四日‐五四年十月十三日(予期せぬ皇位;歴史家皇帝;治世のスタート;信頼の回復;北アフリカ ほか)
巻冊次

4 ISBN 9784101181707

内容説明

紀元54年、皇帝クラウディウスは妻アグリッピーナの野望の犠牲となり死亡。養子ネロがわずか16歳で皇帝となる。後に「国家の敵」と断罪される、ローマ帝国史上最も悪名高き皇帝の誕生だった。若く利発なネロを、当初は庶民のみならず元老院さえも歓迎するが、失政を重ねたネロは自滅への道を歩む。そしてアウグストゥスが創始した「ユリウス・クラウディウス朝」も終焉の時を迎える…。

目次

第4部 皇帝ネロ—在位、紀元五四年十月十三日‐六八年六月九日(ティーンエイジャーの皇帝;強国パルティア;コルブロ起用;母への反抗;治世のスタート ほか)

「BOOKデータベース」 より

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