うつ病論の現在 : 精緻な臨床をめざして
著者
書誌事項
うつ病論の現在 : 精緻な臨床をめざして
星和書店, 2005.8
- タイトル別名
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Modern perspectives in the clinical psychiatry of the depressive disorders
- タイトル読み
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ウツビョウロン ノ ゲンザイ : セイチ ナ リンショウ オ メザシテ
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注記
文献あり
収録内容
- うつ病の行動遺伝学的構造 / 神庭重信著
- うつ病の症状構成/阿部隆明著
- 「逃避型抑うつ」再考/広瀬徹也著
- うつ病と最も関連するパーソナリティ特徴は?/坂戸薫,坂戸美和子著
- 気分障害の辺縁領域/津田均著
- 存在の耐えがたき空虚/内海健著
- 回復論の視点からみたうつ病治療/八木剛平著
- 気分障害の精神分析/狩野力八郎著
- 特別寄稿:診察室での軽症うつ病の臨床研究 / 笠原嘉著
内容説明・目次
内容説明
薬物療法で比較的短期間に軽快するうつ病も少なくないが、その一方で遷延化ないしは慢性経過をとる例も多く、薬物療法に限界があることはSSRIやSNRIという新しい武器を手にした現在でも変わらない現実として受け止めなければならない。それだけに個別性の理解を深め、最適の治療に結びつけるためには精神病理や精神療法の関与は不可欠である。本書は、各分野の代表的論者が、現在のうつ病臨床に求められているものを、教科書とは違った視点から、縦横無尽に論じる。
目次
- うつ病の行動遺伝学的構造
- うつ病の症状構成—制止、不安・焦燥、自殺念慮を軸として
- 「逃避型抑うつ」再考
- うつ病と最も関連するパーソナリティ特徴は?—当世うつ病病前性格事情
- 気分障害の辺縁領域—構造主義的視点からの考察
- 存在の耐えがたき空虚—ポスト・メランコリー型の精神病理
- 回復論の視点からみたうつ病治療
- 気分障害の精神分析—無能力感と境界形成をめぐって
- 特別寄稿 診察室での軽症うつ病の臨床研究
「BOOKデータベース」 より