ブルーノ・タウト
著者
書誌事項
ブルーノ・タウト
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 2005.10
- タイトル別名
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ブルーノタウト
- タイトル読み
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ブルーノ タウト
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注記
参考文献: p285-292
ブルーノ・タウトの肖像あり
講談社学術文庫版(講談社 1995年刊)を底本とし、新潮社版(1991年)を参照したもの
内容説明・目次
内容説明
桂離宮と伊勢神宮に「永遠なるもの」を見、日光東照宮を「キッチュ」(いかもの)と断じ、その著書『日本美の再発見』や『日本文化私観』などによって、日本人の文化・芸術に大きな刺戟を与えたドイツの建築家ブルーノ・タウト。しかしまた、タウトは桂離宮の中にキッチュな部分をも発見する。「永遠なるもの」とは持続されるものであり、キッチュもまた、絶えず変貌し持続される。著者は、その持続が常に更新されることに、現代に生きる美の力を見る。そして、タウトの眼の思考の虚実を、1930年代の日本に現れた「まれびと」「テオーリア」と捉え、その謎を解き明かした名評論。
目次
- プロローグ 別離の人
- 1 「空白」としての存在
- 2 まれびとの室ほぎ
- 3 キッチュの発見—東照宮
- 4 永遠とキッチュ—桂離宮
- 5 石と水と木の世界—再び桂離宮
- 6 「釣合い」を求めて
- 7 日本の思い出—熱海・日向邸
- エピローグ 洗心亭再訪
「BOOKデータベース」 より