書誌事項

マルチチュード : 「帝国」時代の戦争と民主主義

アントニオ・ネグリ, マイケル・ハート著 ; 幾島幸子訳

(NHKブックス, 1041-1042)

日本放送出版協会, 2005.10

タイトル別名

Multitude : war and democracy in the Age of Empire

マルチチュード : 帝国時代の戦争と民主主義

タイトル読み

マルチチュード : 「テイコク」 ジダイ ノ センソウ ト ミンシュ シュギ

注記

監修: 水嶋一憲, 市田良彦

原著 (Penguin Press, 2004) の全訳

内容説明・目次
巻冊次

上 ISBN 9784140910412

内容説明

マルチチュードとは何か。グローバル化に伴い登場しつつある、国境を超えたネットワーク状の権力“帝国”。この新しい権力の形成途上で生じる終わりなきグローバルな戦争状態への抗議運動は、それぞれの特異性を保ちながらも、共通のネットワークを創りあげる。権力と同型の、ネットワーク状の形態で闘う多種多様な運動の先に、グローバル民主主義を推進する主体=マルチチュードの登場を予見する。“帝国”論の新たなる展開、ついに日本語版登場。

目次

  • 共にある生—グローバル民主主義に向けて
  • 第1部 戦争(ジンプリチシムス—終わりなき戦争を見る目;ネットワーク化する対反乱活動;抵抗の系譜)
  • 第2部 マルチチュード(“危険な階級”はいかに構成されるか;グローバル資本という身体—搾取と階層秩序の地勢図)
巻冊次

下 ISBN 9784140910429

内容説明

貧困や不平等の拡大、代表制の機能不全、環境破壊、容赦なく進められる民営化…“帝国”がもたらす様々な困難を、どう克服するか。グローバル・システムへの抗議運動や改革提言を、来るべき「マルチチュードのプロジェクト」の萌芽ととらえ、常に多数多様でありながらも共に活動できるその闘争形態に、「全員による全員の統治」という絶対的民主主義の可能性を見る。戦争の時代を突き抜けて、グローバル民主主義の構築へと向かうマルチチュードのダイナミズムを力強く描く、待望の書。

目次

  • 第2部 マルチチュード(承前)(マルチチュードの軌跡)
  • 第3部 民主主義(民主主義の長い道のり;グローバル・システムの改革提言;マルチチュードの民主主義—政治的な愛に向けて)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA73976030
  • ISBN
    • 9784140910412
    • 9784140910429
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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