「三島由紀夫」とはなにものだったのか
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「三島由紀夫」とはなにものだったのか
(新潮文庫, は-15-4)
新潮社, 2005.11
- タイトル別名
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三島由紀夫とはなにものだったのか
- タイトル読み
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ミシマ ユキオ トワ ナニモノ ダッタノカ
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内容説明・目次
内容説明
“同性愛”を書いた作家ではなく、“同性愛”を書かなかった作家。恋ではなく、「恋の不可能」にしか欲望を機能させることが出来ない人—。諸作品の驚嘆すべき精緻な読み込みから浮かび上がる、天才作家への新しい視点。「私の中で、三島由紀夫はとうの昔に終わっている」と語って憚らない著者が、「それなのになぜ、私は三島が気になるのか?」と自問を重ね綴る。小林秀雄賞受賞作。
目次
- 第1章 『豊饒の海』論(二人の三島由紀夫—桧俊輔と南悠一;『金閣寺』の二人 ほか)
- 第2章 同性愛を書かない作家(松枝清顕の接吻;同性愛を書かない作家 ほか)
- 第3章 「女」という方法(三島由紀夫の「戦後」;囚われの人 ほか)
- 終章 「男」という彷徨(不在の後;認識が「死ね」と言う ほか)
- 補遺 三島劇のヒロイン達(『喜びの琴』事件;杉村春子から水谷八重子へ ほか)
「BOOKデータベース」 より