幕末狂乱 (オルギー) : コレラがやって来た!

書誌事項

幕末狂乱 (オルギー) : コレラがやって来た!

高橋敏著

(朝日選書, 787)

朝日新聞社, 2005.11

タイトル別名

幕末狂乱オルギー : コレラがやって来た

幕末狂乱 : コレラがやって来た

タイトル読み

バクマツ オルギー : コレラ ガ ヤッテ キタ

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注記

基礎資料・参考文献: p228-230

内容説明・目次

内容説明

黒船の耳をつんざくような砲声から2年、天地を動転させた大地震と大津波の襲来は、国土を焦土と化した。人々の恐怖をあおり、この世が根底からひっくり返る—、そこに安政5年(1858)、コレラが襲いかかった。罹ったら最後、3日で死ぬといわれるコレラには、旧来の仏教や氏神では太刀打ちできない、より強い霊力のある神仏や流行神にすがるしかない。コレラを操る悪狐の天敵、御神犬やお札を求め、遠く京から神社を勧請して、災厄に立ち向かう。あらゆる手を尽くしても衰えないコレラに追い詰められれば、一転無礼講の祝祭に走る。東海地方の村々に残る名主の記録から、村人がどのようにコレラと闘ったのかを再現してみると、おかしくも、またたくましい幕末庶民の姿が見えてくる。

目次

  • 1 名主の見た幕末の「不安」—伊豆国桑原村名主の「年代記」から(幕末社会へのアプローチ;災厄情報と世直し ほか)
  • 2 コレラの恐怖と妄想—東駿河大宮町(大宮町のコレラ;アメリカ狐からイギリス疫兎へ—死の恐怖と妄想 ほか)
  • 3 京都・吉田神社を勧請する—東駿河下香貫村・深良村(代参による勧請—下香貫村;飛脚便による勧請—深良村 ほか)
  • 4 アメリカ狐と三峯山御犬拝借(御宿村の御神犬拝借;開港下、伊豆下田の狐狩 ほか)
  • 5 江戸のコレラ騒動—禦ぎから祝祭へ(安政五年七月、コレラ江戸を襲う;コレラの大流行 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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